DAZNでプロ野球を観ようとしたのに、広島カープの主催試合だけが見られない。
そんな経験をして「うざい」「損した」と感じているカープファンは少なくありません。
これはDAZNのサービスが悪いわけではなく、広島カープ独自の放送権契約が原因です。
この記事では、なぜ広島だけ配信されないのかという理由を背景から丁寧に解説したうえで、DAZNと別サービスを組み合わせてカープ戦の全試合を視聴する最安の方法を費用比較つきでまとめています。
「とにかく早く解決したい」という方は最初のセクションだけ読めば十分です。
DAZN+カーチカチで全試合を最安で見る方法
カープのホーム・ビジター全試合を最も安く視聴したい場合、現状で最もコストパフォーマンスが高い方法は「DMMTV×DAZNホーダイ」と「カーチカチ」を組み合わせる方法です。
DMMTV×DAZNホーダイはDAZNの通常プラン(月額4,200円)よりも安い月額3,480円で契約できるサービスです。
DAZNでは広島カープのビジター試合(相手球団がDAZNと契約している試合)を視聴できます。
一方、カーチカチは広島カープの公式配信アプリで、月額450円でカープ主催試合を視聴できます。
この2つを組み合わせることで、カープ全試合の視聴が可能になります。
| サービス | 月額(税込) | 視聴できる試合 |
|---|---|---|
| DMMTV×DAZNホーダイ | 3,480円 | 広島のビジター試合+他10球団の主催試合 |
| カーチカチ | 450円 | 広島カープ主催試合 |
| 合計 | 3,930円 | 広島カープ全試合 |
比較対象として、スカパー!プロ野球セットは月額4,054円で12球団の全試合を1サービスで視聴できます。
「一本化したい」ならスカパー!、「できるだけ安くしたい」ならDMMTV×DAZNホーダイ+カーチカチの組み合わせが最適解です。
なぜDAZNで広島カープの主催試合だけ見られないのか
「広島戦だけ見られないのはDAZNの問題ではないか」と思う方もいるかもしれません。
しかし、この問題の根本にあるのはDAZNの方針ではなく、広島東洋カープ独自の放送権の持ち方にあります。
放送権契約が他の11球団と根本的に異なる
NPBのプロ野球中継は、各球団が主催試合の放送権を独自に管理する仕組みになっています。
DAZNがプロ野球の試合を配信するためには、各球団と個別に放送権契約を結ぶ必要があります。
現在、広島東洋カープを除く11球団はDAZNと放送権契約を結んでおり、それぞれの主催試合がDAZNで配信されています。
広島カープだけが異なる放送権の運用をしており、DAZNが広島の主催試合の配信権を取得できていない状態が続いています。
これは一時的な交渉の問題というよりも、広島カープが長年にわたって地元放送局との契約を優先してきた経緯によるものと考えられています。
広島テレビとカープの関係が深い理由(視聴率データ付き)
広島カープと地元テレビ局の関係が深い背景には、カープ戦が広島地区において突出した視聴率を誇るという事実があります。
広島テレビ放送(HTV)は2023年に広島カープの試合を29試合中継し、ナイトゲーム14試合の平均視聴率は17.6%を記録しました。
また、2020年の開幕戦では視聴率27.6%を達成しています。
さらに2016年9月10日の巨人対広島戦では、広島地区で平均視聴率60.3%、瞬間最高視聴率71.0%という記録的な数字を残しています。
| 試合・時期 | 視聴率 |
|---|---|
| 2023年 ナイトゲーム14試合の平均 | 17.6% |
| 2020年 開幕戦 | 27.6% |
| 2016年9月 巨人対広島戦(広島地区平均) | 60.3% |
| 2016年9月 巨人対広島戦(瞬間最高) | 71.0% |
これほどの視聴率が得られるコンテンツを、地元テレビ局がDAZNに開放することに積極的でないのは自然な判断です。
広島テレビにとってカープ戦の中継は、視聴率を確保するための最重要コンテンツであり、放送権を自局で維持することに強い動機があります。
カープの中継がネット配信に移行すれば、地上波の視聴率が下がり、広告収入にも直接影響するためです。
地元スポンサー企業がローカル放送を重視している背景
広島カープは大手企業ではなく、地元の中小企業がスポンサーとして球団を支えてきた歴史があります。
地元スポンサーにとって、広島県内の視聴者に向けた地上波テレビCMは最も効果的な広告手段のひとつです。
カープ戦の放送権がDAZNに移れば、地元テレビ局での試合中継が減り、地元スポンサーの広告露出も低下する可能性があります。
このような地元ビジネスの構造上の事情も、広島カープが他球団と異なる放送権運用を続けている背景として挙げられます。
DAZNに放送権を提供することへの抵抗感は、球団単体の判断にとどまらず、長年にわたって球団を支えてきた地元企業との関係にも関わっている問題です。
DAZNで見られるカープ試合・見られない試合の区別
「全部見られないのか」「ビジター試合は見られるのか」という点について整理します。
主催試合(ホームゲーム)は全て配信なし
広島カープの主催試合、つまりマツダスタジアムで行われるホームゲームは、DAZNでは一切配信されていません。
1シーズンのホームゲームは概ね72試合程度あり、これらすべてがDAZNでは視聴できない状態です。
ビジター試合は相手球団次第で視聴可能
広島カープがビジター(客側)として参加する試合については、主催球団がDAZNと契約を結んでいれば視聴できます。
現在DAZNと契約している11球団(巨人、阪神、DeNA、ヤクルト、中日、西武、ソフトバンク、楽天、ロッテ、日本ハム、オリックス)の主催試合であれば、広島カープが出場していてもDAZNで視聴できます。
| 試合の種類 | DAZNでの視聴 |
|---|---|
| 広島カープ主催試合(ホーム) | 視聴不可 |
| 他球団主催の広島ビジター試合 | 視聴可能 |
つまり、DAZNに加入しているだけでも広島カープの試合を半分程度は視聴できることになります。
「どの球場で行われる試合か」が視聴できるかどうかの判断基準です。
DAZNの公式スケジュールで配信予定を確認する方法
「今日の広島カープの試合はDAZNで見られるのか」を事前に確認したい場合は、DAZNの公式サイトの放送・配信スケジュールページを確認するのが最も正確です。
DAZNの公式サイト(dazn.com)には「広島東洋カープ 放送・配信日程・結果」というページがあり、DAZNで配信予定のカープのビジター試合スケジュールが一覧で掲載されています。
試合前日までに確認しておくことで、当日のDAZNでの視聴可否がわかります。
DAZN加入はカープファンにとって価値があるか
DAZNに加入していてもカープの主催試合が見られないとなると、「加入する意味があるのか」と感じる方もいるでしょう。
これは視聴ニーズによって答えが変わります。
ビジター試合だけでもカープを追いたい方にとって、DAZNは有効なサービスです。
シーズン中の試合の約半数にあたるビジター試合は、DAZNで視聴可能です。
巨人戦、阪神戦、DeNA戦など人気カードも含まれるため、毎日のように広島カープの試合をDAZNで楽しむことは十分に可能です。
以下のチェックリストで、自分にとって最適な選び方を判断してみてください。
- カープのホーム・ビジター全試合を見たい → DAZN(またはDMMTV×DAZNホーダイ)+カーチカチの組み合わせ
- カープのビジター試合だけで十分 → DAZNのみで対応可能
- カープ以外のプロ野球も広く楽しみたい → DAZN(またはDMMTV×DAZNホーダイ)で11球団の主催試合をカバー
- プロ野球に特化して全試合を1サービスで完結させたい → スカパー!プロ野球セット
- コストを最優先にカープ主催試合だけ見たい → カーチカチのみ(月額450円)
DAZNはプロ野球以外にもサッカー・バスケットボール・モータースポーツなど多様なスポーツを視聴できるサービスです。
プロ野球専用として使うよりも、複数スポーツを楽しむ方に特にコストパフォーマンスが高い選択肢となります。
DAZN以外でカープ主催試合を視聴できるサービス一覧
カーチカチ(広島カープ公式アプリ)月額450円
カーチカチは広島カープ公認の公式動画配信アプリで、RCCが運営しています。
月額450円(税込)でカープの主催試合をリアルタイムで視聴でき、見逃し配信にも対応しています。
さらに中国新聞のカープ関連記事が読み放題になるため、カープファンにとっては試合観戦以外の情報収集にも活用できます。
ただし、一部の試合が配信対象外となっている場合があるため、事前にアプリの配信スケジュールを確認することをおすすめします。
広島県外に住んでいるカープファンや、地上波テレビで視聴できない環境にある方にとって特に有用なサービスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額料金 | 450円(税込) |
| 視聴できる試合 | カープ主催試合(一部を除く) |
| 見逃し配信 | あり |
| その他の特典 | 中国新聞カープ記事読み放題 |
スカパー!プロ野球セット 月額約4,054円
スカパー!プロ野球セットは、12球団のホーム・ビジター全試合をCS放送で視聴できるサービスです。
月額約4,054円で、広島カープを含む全球団の主催試合を網羅しており、「これ1本でプロ野球全試合を見たい」という方に最も適しています。
インターネット配信と異なりCS放送を利用するため、回線の混雑による映像の乱れが起きにくく、安定した視聴環境を求める方にも向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額料金 | 約4,054円(税込) |
| 視聴できる試合 | NPB全12球団の主催試合 |
| 配信形式 | CS放送 |
| 受信環境 | アンテナまたは光回線対応チューナーが必要 |
J SPORTSオンデマンド(広島・中日・横浜の主催試合)
J SPORTSオンデマンドはスポーツ専門のインターネット動画配信サービスで、広島カープ・中日ドラゴンズ・横浜DeNAベイスターズの主催試合を視聴できます。
プロ野球以外にもラグビー・モータースポーツ・自転車競技など多様なスポーツコンテンツが揃っています。
AmazonプライムビデオのJ SPORTSチャンネルを経由して登録すると、14日間の無料体験が利用できるため、まず試してみたい方にも使いやすいサービスです。
見逃し配信にも対応しており、リアルタイムで視聴できない試合を後から確認することもできます。
ニコニコプロ野球チャンネル(一部無料)
ニコニコプロ野球チャンネルは、横浜DeNAベイスターズの主催試合を中心に配信しているチャンネルです。
一部の試合は無料で視聴できますが、無料視聴の場合は同時視聴者数が多くなると強制的に退出させられる仕組みがあります。
人気のカードでは視聴者が集中するため、安定して見るには有料プランへの加入が必要な場面もあります。
横浜DeNAの主催試合でカープが対戦する場合に、費用をかけずに試合を見る選択肢として活用できます。
その他の球団別公式配信(ジャイアンツTV・虎テレ等)
各球団が独自に運営している公式配信サービスを利用することで、その球団の主催試合に出場するカープを視聴できます。
| サービス名 | 対象試合 | 月額料金 |
|---|---|---|
| ジャイアンツTV | 巨人主催試合 | 1,320円 |
| 虎テレ | 阪神主催試合 | 660円(1試合単位200円も可) |
「特定の球場でのカープ戦だけ見たい」という場合には、費用を抑えながら視聴できる選択肢として有効です。
たとえば東京ドームでの巨人対広島戦を見たい場合はジャイアンツTV、甲子園での阪神対広島戦を見たい場合は虎テレが使えます。
全試合を見るための費用比較表
カープの試合を見るための主な視聴パターンと月額費用をまとめました。
| 視聴方法 | 月額費用(目安) | 広島主催 | 広島ビジター | 他11球団の試合 |
|---|---|---|---|---|
| DMMTV×DAZNホーダイ+カーチカチ | 3,930円 | ○(カーチカチ経由) | ○ | ○ |
| スカパー!プロ野球セット | 約4,054円 | ○ | ○ | ○ |
| DAZNスタンダード+カーチカチ | 4,650円 | ○(カーチカチ経由) | ○ | ○ |
| J SPORTSオンデマンドのみ | サービス料金による | ○ | ○(一部のみ) | 一部のみ |
| カーチカチのみ | 450円 | ○ | × | × |
| DAZNのみ | 4,200円 | × | ○ | ○ |
カープ全試合を最安で見るなら「DMMTV×DAZNホーダイ+カーチカチ」の月額3,930円が現状の最安構成です。
1サービスで完結させたいならスカパー!プロ野球セット(月額約4,054円)が費用の差もわずかで利便性が高い選択肢です。
カープ主催試合だけをコストを抑えて見たいという場合は、カーチカチ単体(月額450円)が最もシンプルな解決策です。
将来的にDAZNでカープ戦が見られるようになるか
広島カープの主催試合がDAZNで視聴できるようになる可能性については、現時点で具体的な契約変更の情報は公式から発表されていません。
ただし、将来的に状況が変わる余地はゼロではありません。
プロ野球中継全体のトレンドとして、地上波での視聴者数が長期的に減少している一方、インターネット配信サービスの需要は年々高まっています。
広島テレビなど地元局のカープ戦視聴率は依然として高水準を維持していますが、若年層を中心にテレビ離れが進む中で、配信プラットフォームへの展開が今後の課題になる可能性はあります。
また、NPB全体の放送権の一括契約化や、新たな配信プラットフォームとの提携が進むような動きがあれば、広島カープを含む形での配信が実現する可能性も考えられます。
現時点でDAZNでカープ主催試合を見る方法はないため、上述の代替サービスを活用しながら、今後の公式発表を定期的にチェックすることをおすすめします。
FAQ
Q. DAZNで見られないのは広島だけ?
現在、12球団の中でDAZNが主催試合の配信権を持っていないのは広島東洋カープだけです。
残る11球団はDAZNと放送権契約を結んでおり、それぞれの主催試合が配信されています。
Q. DAZNに加入しても広島ファンは損するの?
カープのビジター試合はDAZNで視聴できるため、「まったく見られない」わけではありません。
シーズン中の広島カープのビジター試合は約70試合前後あり、これらはDAZNで視聴可能です。
ただし、主催試合(ホームゲーム)を見たい場合はカーチカチなどの別サービスが必要になります。
プロ野球以外のスポーツも楽しみたい方にはDAZNは引き続き有効な選択肢です。
Q. カーチカチとDAZNを組み合わせれば全試合見られる?
はい、DAZN(またはDMMTV×DAZNホーダイ)とカーチカチを組み合わせることで、広島カープのホーム・ビジター全試合を視聴できます。
ただし、カーチカチには一部配信対象外の試合が含まれる場合があるため、完全に全試合をカバーできるかはアプリの配信スケジュールで確認することをおすすめします。
Q. 無料でカープ戦を見る方法はある?
完全無料で安定して全試合を視聴できる方法は現時点では存在しません。
ニコニコプロ野球チャンネルで一部の試合を無料で見ることは可能ですが、対象試合が限られます。
各サービスの無料体験期間(J SPORTSオンデマンドのAmazonプライム経由の14日間無料など)を活用することで、一時的に無料で視聴することはできます。
Q. DAZNで広島のビジター試合の配信予定はどこで確認できる?
DAZNの公式サイト(dazn.com)内の「広島東洋カープ 放送・配信日程・結果」ページで確認できます。
試合ごとにDAZNでの配信有無が掲載されているため、観戦前日までに確認するのが確実です。
Q. 将来DAZNで見られるようになる可能性は?
現時点では具体的な契約変更の情報は公式から発表されていません。
ネット配信の需要増加やNPBの放送権環境の変化によって、将来的に状況が変わる可能性はゼロではありませんが、いつ実現するかは現状では不明です。
最新情報はDAZNおよびNPBの公式サイトを定期的に確認することをおすすめします。

